テレビでよく目にするようになった転職エージェント。心機一転、新たな一歩を踏み出すために転職エージェントを使って、仕事探しをしようと思っている人も多いはず。でも自分が使えるサービスなのか、どんなことを聞かれるのか、不安なことも多いですよね。
ましてや、働いた経験がなかったり、無職の期間が長かったりすると、なおさら転職エージェントを使うことに気が引けてしまいます。
でも、働いていないからこそ、転職エージェントを上手に使って、自分にぴったりの仕事を探すべきです。
無職の人や、無職期間が長い人はどのように転職エージェントを活用するのが良いのか。上手な活用方法や、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
無職、ニートでも転職エージェントは活用できる
今まで働いた経験がない人や、無職の期間が長い人でも転職エージェントのサービスは使えます。
働いた経験がない、浅いからこそやみくもに求人に応募するのではなく、転職エージェントのアドバイザーにしっかり話を聞いてもらい、自分にぴったりの仕事を紹介してもらうのが得策です。
転職エージェントの魅力の一つが、膨大な量の求人情報を持っているということ。どんな性格で、今後についてどんな希望を持っているのか、をしっかり担当のアドバイザーに知ってもらい、より自分に合った求人をピックアップしてもらいましょう。
求人の紹介だけでなく、履歴書の書き方や面接対策のアドバイスをしてもらえるのも、転職エージェントに登録する大きなメリットです。
企業に対して、どんな言葉を使って、自分のどんな部分をPRするべきか。客観的に、知識が豊富な担当者のアドバイスをしっかり受け止めましょう。
そのためにも、自分のことをしっかりと伝えることが重要です。
【40代必見】転職エージェントの面談 どんな準備が必要?無職期間が長い30代、40代は細やかなコミュニケーションを
転職は年齢が高くなればなるほど難しくなります。また、無職の期間が長ければ長いほど、難易度が上がると言っても良いでしょう。
30、40代である程度の無職期間を経て転職をしようとすると、一般の転職希望者より不利な点が多いです。そういった条件下で転職を成功させるためには、転職エージェントの力を最大限に使う必要があります。
まずは、少しでも条件が良い、自分に適した求人を紹介してもらうことが大切。これには転職エージェントの熱量が必要です。
細やかに担当者に連絡を取り、自分の転職に対する意欲の高さを伝え、担当者との連携を強めます。これを複数の転職エージェンに登録して同時進行で行うと効果的です。
【基本を知って不安解消】転職エージェントとは【40代の転職】転職エージェントもサービス業なので、他者に案件(転職希望者)を取られるとなると、必死度合いも違ってきます。転職エージェントというビジネスが、「成功報酬」で成り立っていることからもそれは分かる思います。
企業が求める条件と、転職者が持つスキルや求める条件をどれだけマッチングさせて、入社まで導くか。これが転職エージェントの役割です。だからこそ、自分のスキルや経験、要望を細やかに担当者に知ってもらうことが大切なんですね。情報が多ければ多いほど、企業の条件に合致する部分が生まれる可能性が高まります。
「担当者とのコミュニケーション」。すごく地味に聞こえますが、人と人が一緒に同じ目標に向かって進めていくことなので、実はとても重要なことなんですね。
反面、人間だからこそ、合う合わない、が発生します。だから、複数の転職エージェントに登録しておくことも大切です。
無職の期間、どう説明?
無職の期間があるというのは、転職活動においてはマイナスのポイントになりかねません。
「なりかねない」と書いたのは、中には「転職やキャリアアップのための資格の取得」といったポジティブな無職期間があるためです。しかし、そういった方はそんなに多くないと思いますので、「無職期間はマイナスポイントになる」と自覚することが重要です。
そこで大切になるのが、面接での受け答え。私自身も中途採用に関わり、数百人の入社希望者を見てきましたが、「無職期間」と「早すぎる離職タイミング」は履歴書の中で一番目に付きます。
必ずその部分は質問されるので、どのように答えるのが良いのか事前に準備をしましょう。
働いた経験がない場合
これまで無職、ニートで過ごした人は、どのようにその理由を話すべきでしょうか。
肝心なのは嘘をつかないことです。上手に説明すること、と嘘をつくことは違います。ましてや、相手の面接官はその道のプロ。嘘は100%見抜かれると思っておいたほうがよいです。
ここで相手に伝えたいのは、「これまでは働いていなかったけど、今後は御社に貢献しながら自分のキャリア形成をしっかりしたい」という意欲です。
これまではこれまで。このままではよくないと思っているので、自分は変わるんだ。という強い意志を伝えることが大切です。
そのために、どんなエピソードがあるか。自分の性格や考えが、その会社にどのように適しているか。担当者のアドバイスを受けながらしかりと練っていきましょう。
40代、無職の期間が長い人
以前は働いてたけど、一旦仕事を辞めて以来、ずるずると無職の期間が続いた。という中年の方も多いでしょう。
転職やキャリアップに向けての準備期間、といえば聞こえは良いですが、具体的に説明ができるものがあるかどうか。
面接官
面接官
面接官
などと詰められて終わりです。
前職を辞めた理由と転職を希望する理由を前向きに説明することが大切です。「仕事が嫌だ」とか「働くのが好きではない」といった印象を持たれないよう、ポジティブな仕事探し期間であった説明の方法がベターです。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントの企業が多くありますが、得意とする年代や業種などはそれぞれ違いがあります。
無職期間があっても仕事探しがしやすい、転職エージェントを年代に分けてご紹介します。
働いた経験がない若手の人向け
「マイナビエージェント」は、大手企業「株式会社マイナビ」が運営している転職エージェントサービス。主に20~30代の転職希望者に人気で、中小業の求人情報が多いことも特徴です。
マイナビは、マイナビエージェントの他にも、それぞれの職種に特化した様々な⼈材紹サービスがあります。大手企業ならではの、全国規模の営業力と、営業やIT・Web、⾦融など、幅広い業界に強いことが特徴です。
マイナビエージェントの主なターゲットは20代。20代で転職、となると所謂「第二新卒」と呼ばれる人が主ですよね。
【転職エージェント】マイナビエージェントの評判は?第二新卒にオススメの理由社会経験もまだ浅く、自分の強みや、今後の可能性について分析がしにくい人も多いです。だからこそ、自分の現状や将来を一緒に深掘りしてくれるアドバイザーがついてくれる転職エージェントを活用する価値は大です。
30、40代で無職期間が長い人
「転職エージェントのパソナキャリア」は、丁寧なキャリアカウンセリングに定評のある転職エージェントです。自社のホームページでも「他社にはないマッチング力」と「サポート体制」を強みとしてPRしています。
サポート力の高さと、利用者満足度の高さで、国内の転職エージェントの中でもトップレベルといってもいいでしょう。30〜50代の転職サポートが充実していることも魅力的です。
40代におすすめの転職エージェント パソナキャリアの評判2021年に行われた「オリコン顧客満足度ランキング」では、満足度1位にパソナキャリアが選ばれています。
まとめ 全て無料なので「自分の再確認」にも最適
働いた経験がない、無職の期間が長いと、求職活動にとても大きなパワーが必要ですね。
さまざま不安が頭をよぎると思います。でも、実際は考えすぎ、思い過ごしといったことがほとんどです。
まずは行動してみること。一回の転職活動で、一発の面接で全てを決めようと思わなくて大丈夫です。今回ご紹介した転職エージェントは、一切サービス料がかかりません。「自分に合った仕事ってどんなものがあるのかな」くらいの気持ちで一歩を踏み出してみましょう。
応募書類の作成や面接など不慣れなことをサポートしてくれるのも転職エージェントの強みです。
自分のキャラクターや、これからどんなことがしたいのかなど、自分の再確認を行うことができるのも転職エージェントが人気を集める理由なんです。