キャリアアップ意識が高いのは女性管理職

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今回は総合人材サービスのパーソナルホールディングスが発表した「男女の働き方とキャリア意向に関する実態調査」の結果についてです。

全ての結果はパーソルホールディングスのホームページから閲覧可能です。

調査は2021年11月下旬に行われたもので、全国の25〜69歳の男女1000人を対象にしています。

男女の働き方に関する考え方の違い、キャリア意向といった点に焦点を当て、男女の働き方に関する課題や女性活躍推進の取り組みについてまとめています。

キャリアアップへの意識　女性管理職が最も高い

キャリアアップをしたいと「考えている」か「考えていない」かを、男女それぞれ一般職と管理職に分けて調査しています。

キャリアアップをしたいと考えている割合は、男女ともに管理職の方が高い傾向にあります。特に女性管理職の64.6％が最も高い結果となりました。

調査では「キャリアアップを考えている」中でも、「自社」か「転職など他社で」か分けて聞いており、女性管理職以外では、他社より自社内が上回っている中で、女性管理職だけでが自社内と他社の割合が半々になっています。

出所：パーソナルホールディングス

キャリアアップのための取り組みは何のため？

１位はいずれも「自身のスキルアップのため」

キャリアアップを考えている人で、「取り組みをしている」と回答した人は355人。取り組みをしている理由を調べると、男女・役職問わず「自身のスキルアップのため」が１位でした。

２位以降は属性によって差が出ているため、それぞれの順位を見て見ましょう。

出所：パーソナルホールディングス

２位を見ると、男女問わず一般職では「給料アップのため」、管理職では「業務の幅を広げるため」となっていることが分かります。やはり、立場や役割で目指しているものが違うようですね。

また、女性管理職だけが３位に「昇進のため」が入っています。

2022年2月23日【基本を知って不安解消】転職エージェントとは【40代の転職】  

まとめ

今回の調査をみると、女性管理職の人のキャリアアップへの意識の高さが伺えますね。キャリアアップのために何か取り組みをしている理由で、３位以内に「給料アップ」が入っていないのは女性管理職だけでした。

単純にお金だけではなく、自身のスキルアップや業務の幅、ポジションなどへの思いが強いことが分かります。

「転職して他社に移ってでもキャリアアップを」と考える女性管理職が多いことも今回の調査で分かる大きな特徴でした。