【パートの転職】ポイント押さえて不安を解消

パートで働いている方が転職しようと思った際、どんなタイミングでどうやって退職の意思を伝えようか。次の仕事はどうする?など様々な不安が生まれますよね。

退職、転職をする場合に考えておきたいことや、押さえておきたいポイントを一緒に見ていきましょう。

パートは、子育て中や介護をしている人など、限られた時間で短時間働きたい人にピッタリの雇用形態です。一方で、短時間なだけに収入が限られ、正社員位比べて福利厚生などの面で不利になる場合もあります。

短時間で働いているからといって、急に辞めても誰にも迷惑がかからない、ということはありません。

勤めている企業・店舗、同僚に迷惑をかけずに、上手に退職をするポイントが幾つかあります。

契約期間の確認をしよう

有期か無期かでルールが違う

あなたが入社時にかわした契約書には、雇用期間についてどのように書かれているでしょうか。雇用される期間が定められている場合とそうでない場合があります。

契約期間が決まっていない場合は、いつでも退職の申し出が可能です。

期間を決めてある「有期」の場合は、決められた期限までは働く義務があります。ただ、労働法では、働きはじめて1年を経過するといつでも自由に辞職することができると定められています。逆を言えば、働き始めて1年経っていない時点で、契約期間中にもかかわらず退職を申し出ると、契約違反として拒否をされる可能性があります。

期限が定められていない場合は2週間の予告期間が必要

契約期間が定められていない場合は、2週間の予告期間をおけば退職できます。つまり、退職を申し出てから2週間が経過すれば契約は終了します。

ただ、急な事情でないのであれば、1ヶ月前には退職の旨を申し出るのが良さそうです。人がいなくなるのであれば、企業は「求人を出す」「面接などで選考を行う」「採用後に研修や引き継ぎをする」といった準備がいくつも必要になるからです。

また、退職に伴う保険などの事務手続きをきちんとする、余った有給を使うなどの利点もあるので、余裕を持った退職の申し出がおすすめです。

会社の準備が必要なことから、退職の申し出について就業規則に「1ヶ月前」「2ヶ月前」と決めてある場合も多いです。「2週間前なら問題なし!」と強行せず、就業規則に従って手続きを進めることが、周囲に迷惑をかけない円満退社につながります。

誰にどのように退職の意思を伝えるか

辞職の意思を話すのは直属の上司が良いでしょう。そこで、退職の意思と希望日を伝えます。職場に迷惑をかけないためにも、仕事の状況を把握する上司とうまく相談しながら退職のタイミングを計ることが大切です。

退職を申し出た際には、その理由を聞かれるでしょう。さまざまな理由があると思いますが、職場への不満や人間関係の問題などでその職場を去りたい人も多いと思います。だからといって、そのまま不満をぶちまけても仕方がありません。在籍日数が残り少ないとはいえ、無駄に印象を悪くしたり、職場を混乱させて良いことなどありません。

一般的には「子供の面倒をみる」「親の介護」「家業を手伝う」など家庭の事情を理由にするとスムーズに話が進みます。会社としても家庭の事情を事細かに追求することはできません。

気持ち良く退社を

引き継ぎリストを作成

あなたが職場を去った後は、これまであなたが行っていた業務を他の誰かが行うことになります。そのためには、引き継ぎ作業が必要です。単純な作業だとしても、全体の仕事の流れやコツ、これまでに発生した問題の事例と解決方法など、伝えておいたほうが良いことがたくさんあります。

立場や仕事内容にもよりますが、適当に仕事を引き継いで辞めた後、問い合わせの電話が鳴りやまない、なんてことも。

辞めるあなたも、新たに担当する後任者も気持ち良く過ごせるよう配慮を。

転職で新しい職場を探す際の注意点

パート契約は自分の生活に合わせて短時間で働ける身軽さが魅力の一つと言えます。それゆえに、自分に合わない点があれば、次々と職場を変えていく人もいます。

採用する側の身になると、ものすごいペースで職場を変えている人の履歴書を見たときにどう思うでしょう。やはり「何か問題があるのか…」と考えてしまうものです。もし、これまで多くの職場を渡り歩いているのなら、「主人の仕事の転勤」「出産」「引っ越し」「子供の成長による生活スタイルの変化」などきちんと前向きな理由を説明できるようにしておくことが大切ですね。

入社する前に、その会社・店舗の事をよく調べて、自分が希望する仕事内容か、条件かなどを知ることが重要です。後悔のない職場選びを心がけましょう。

【まとめ】パートの転職は前向きな姿勢で 後悔しない選択を

さまざまな事情を抱える転職。職場を去る理由は、前向きなものばかりではないでしょう。しかし、新しい一歩を踏み出す転機です。退職を申し出た後の数週間、もしくは辞めた後も嫌な気持ちになることがないよう、しっかりと心を整理して前向きに周囲と接しましょう。

気持ちの問題だけでなく、社会保険の手続きや年末調整の必要の有無など、事務的なことでもやりとりが必要だったり、アドバイスをもらいたい場面が出てきます。

次の面接の際にも胸を張ってこれまでのキャリアが説明できるよう、自信を持って前向きな取り組みが大切です。

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